Kindle の新刊やセールなどのまとめサイト「きんどう」の中の人、zon さんの本を読んだ。
Kindleのまとめサイトでどうにかこうにか1000日間生計をたてた話
- 作者: きんどう zon
- 出版社/メーカー: きんどう
- 発売日: 2015/08/29
- メディア: Kindle版
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Amazon の電子書籍販売のアフィリエイトだけで3年近く生活したという、とても興味深い話。その中での苦労、工夫や気をつけたことを述べ、電子書籍を売るためのメディア作りについて書いてある。
本書冒頭でも書いたんですが週末副業で10万円とかじゃなくて、どうやれば億まで届くかを考えているので、基本的にフルタイム以上の労働が前提となっています。人生のための仕事から、仕事のための人生になる感じで頑張りましょう。成果なんて簡単に出るわけないんですから。
この最後の1文に zon さんの気持ちが込められてるような。Web 系って世界中の人が簡単にアクセスできるから、即効性とかあったりするイメージかもしれないけど、成果なんて簡単に出ないんです。
あと、印象に残った部分は、この部分。
こんな数字になっているかというとモノを買うって時に誰から買うかが意識されたほうが、ファンになってもらいやすいからじゃないかなと。
ソーシャルなメディアのキモってこういうところにあって、誰が発信したかってことろに重きがあると思っている。例えば好きな著者が好きなものって気になるし、勉強ができる人が勧めるものには一定の信頼がある。のび太くんより出来杉くんの方が信頼できるでしょう。zon さんは、そこは親しみやすいアイコン、キャラクターと几帳面にリプライくれる人間性(戦略だとしても)が信用されて、買おうかなって思わせるんだろうな。
少し気になったことは、せっかく電子書籍なのに、ブログに誘導するのはいいのか?個人の本だからアリなのかな。
いわゆる儲けるノウハウ本が出るときって、そのやり方で売れなくなったときって言われるけど、この本はどうなんでしょう。
サクッと読めるし、メディアを作ろうと考えてる人には良いかも。